2013年8月14日水曜日

嘆きのピエタ・デタッチメント・俺たちサボテンアミーゴ・リードマイリップス・ジャンゴ・セブンスコンチネント・大臣と影の男・フルスタリョフ、車を!・アラン

8/5

9時起床、驚異的な執念で出かけフォーラムへ。ロビーで睦子さんと行き会う。
キム・ギドク最新作「嘆きのピエタ」を観る。台詞の端々や、登場人物の生活の描写などから、キドク自身の経て来た懊悩が如実に顕れていて、ああ、苦労したんだなあと実感させられる。何より、「悲夢」のような小綺麗で小金持ちな感じの若者たちの消化不良な描写に閉口させられた、あの失望感が一気に払拭された、あの画調の復活が感動的だった。路地裏のゴミの山も、油まみれの機械に挟まれるように身を寄せ合う工員たちの姿も、とても良く撮れている。「アーメン」も何らかの形で観られたらいいんだけど。
一旦ホルンへ行き仮眠。
しおの花で遅い昼食。あゆみ、タワーなど回る。雨になり、BOOK OFFで長い時間経巡るが何も買わず。
20時に火星へ。23:30までかかって、なんとか1曲書く。これで作業中の歌詞が書けるかもしれない。
ホルンに寄って片付けして帰宅。
ナツはマクラウド作のTシャツを着ていた。
先日格安で落札したアコーディオンが届いていた。充分使える。
メール連絡片付ける。

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8/6

10時起床。
昼は非常に静か。小栗康平テキスト読む。
メール連絡。
小池さん、岩住君ご来店。
夕方早退けし、歌詞に取り組むがやはり難航。
トニー・ケイ監督「デタッチメント 優しい無関心」を観る。とても良い部分と、まったく好きになれない部分が交互に出てきて困惑させられる。相殺してごく普通の映画なのかも。
歌詞は8割方書けたが完成せず。
ナツ帰宅、夕食。
マット・ピードモント監督「俺たちサボテン・アミーゴ」を観る。これも何か惜しいなあ...。

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8/7

10時起床、即出勤しダブル仕込み。急に暑くなりバテる。
やはり七夕期間は静か。ナツが店内の壁に、古き良き仙台の七夕写真を飾る。
本儀先生ご来店。
早い時間に早退けし、TSUTAYA経由で帰宅。
1時間で「真夜中のパーティー」を完成させ、デモ録音。なんとか間に合ったか。
メール連絡を片付ける。
ジャック・オーディアール監督「リード・マイ・リップス」を観る。ちょっと気になっていた監督だが、それよりも今はオリヴィエ・グルメが出ているというだけで観る理由がある。ダルデンヌ兄弟の作品では抑えに抑えていた演技が、ここでは過剰なまでに爆発していて新鮮。
サラダうどん作る。
ナツ帰宅、夕食。
タランティーノ「ジャンゴ」を観る。これはもう....何もかもが最高。ジム・クロウチ!

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8/8

9:30起床、早めに出勤。
今日もバテつつ仕込み。ジェームス・テイラーを聴くと落ち着く。
引き続き非常に静か。細谷さんご来店。アンパンの貴重なパンフのコピーを頂戴し感激。
必要な仕込みを終えて、夕方早退けすることにする。
帰宅してライヴの構成、足りない楽譜などの準備、メール連絡などに勤しむ。
アンパンのパンフを熟読。小山景子さんや佐藤隆史さん、工藤さんらの若き日の発言が興味深い。当たり前だが、金田一さんはこの頃から金田一さんだったんだな。
ゴーヤとコンニャクともやしと鶏肉の炒め物、モロヘイヤとオカヒジキとキュウリの和え物、味噌汁を作る。
ナツ帰宅、夕食。
楽譜準備完了。今日届いたハネケの「セブンス・コンチネント」を観る。オープニングからもう、緊張感がとんでもない。努めて無表情にしようとしているが、無表情も究極まで行き当たると、その向こうにとてつもない情動のうねりが待ち受けている。奥さんの弟が泣き出すシーンが素晴らしかったなあ。それにしても、このDVDのシリーズの特典インタビュー、ハネケがいつも超楽しそうで気味悪いんだよなあ。
Van Dykeがツイッターで日本政府の汚染水への対応を批判。というかツイッターをやっていることを知らなかったのでビックリした。

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8/9

10:30起床、ゆっくり出勤。
小池さんご来店、代官山の話など。
創一君ご来店、出来上がったばかりの「実寸」を持って来てくれた。
夜、ナツはデモへ。
瀬戸さんご来店、台湾の話など。
藤野君ご来店、ギャラをレコードにする話など。
SEIYU経由で帰宅。メール連絡を片付ける。
ナツ22時過ぎ帰宅、夕食。
ピエール・ショレール監督「大臣と影の男」を観る。これもグルメさん目的で借りたが、たまにはこういうのもいいな。
寝入りばなに悪夢を見る。雨に濡れた暗い道をナツと歩いていて、振り返るとすべての建物が消えており、ひたすら黒い地平線とアスファルトの道だけがはるか彼方まで伸びており、ナツの姿も無い。久々に夢の中で恐怖のあまり絶叫してしまった。

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8/10

9時起床、朝市経由で早めに出勤。
今日も非常に静か。さすがに心配になってきた。
13:30より、メディアテークでの「対話の可能性」のプログラムの一つである、アレクセイ・ゲルマン監督「フルスタリョフ、車を!」を観る。これが500円で観られるというのは有り難い限り。ある程度覚悟はしていたものの、これは本当に普通の感覚ではストーリーを把握できない。それこそ長く果てしない悪夢のようだ。さすがに途中で疲れてきたが、主人公が染色工場の女の所へ逃げ込んだあたりから俄然、楽しくなってきてラストまで一気に浸る。護送車のシーンはどんなホラー映画よりも恐ろしく、画面から溢れ出る執念がとんでもない濃密さで迫ってきてたじろいでしまった。
ナツ17時過ぎ早退け。
田多さんご来店。静かに閉店。
帰宅、夕食。
メール連絡を片付け、ロバート・フラハティ監督「アラン」を観る。ニューヨークに到着したジャン・ルノワールを出迎えて抱擁した監督、というだけの興味で観てしまったが、思わぬ迫力映像の嵐。これスクリーンで観たら凄いだろうなあ。

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8/11

10時起床、即出勤。
今日の昼からの流れはまずまずの忙しさ。夕方から静かになる。
岩住君がこっこさんを連れてご来店。エレアコベースを試しに借してもらう。
大沢さんご来店。興文堂ライヴの話を聞く。
夕方、市長選の投票へ行く。会場に入ったら僕しか居なかったので「えっ?」と思う。
としお君ご来店。九州土産のカステラを貰う。
閉店後、ネットカフェで少し準備作業し、20時〜火星で皆木君と合流しライヴ用の曲を合わせてみる。
22時頃に練習終わるが、そこから1時間ぐらいトーク。映画の話になるとやばい。
23:30帰宅、夕食。
メール連絡に勤しむ。
それにしてもちよじ、今回は外出が長い。もう10日経っている。

2013年8月13日火曜日

パラダイム・イゴールの約束・テキサスチェーンソー・悪魔の毒々モンスター・プンサンケ・ファンハウス・遥かなるクルディスタン・遺体安置室・私にも妻がいたらいいのに

7/29

13時過ぎ起床。雨。
カーペンターの「パラダイム」を、およそ25年振りに観る。前に観た時に怖かったシーンでは笑ってしまったが、最も怖かったシーンは、やっぱり今も怖かった。特に今だからということもあるかもしれない。それにしても記憶とオチが違っていて驚いた。主人公の男が鏡に飛び込むんだと覚えていた。いやー、しかしこれはやっぱり名作だ。
夕方ホルンへ。仕込み、片付けなど。
ダルデンヌ兄弟「イゴールの約束」のDVDが届き、付属のブックレットを熟読。ああ、初期のドキュメンタリーを全部観たいなあ。
19:30作業終え帰宅。ナツは自転車の修理をしていた。
ケース欲しさにアコーディオンを格安で落札。何台目なのかもう分からない。
ナツがお好み焼きを作り夕食。
「イゴールの約束」を観る。非常に物語が分かり易く、テンポも良い。コマーシャルな作品だとさえ思える仕上がり。何よりまたグルメさんを観られるだけで嬉しい。特に、親子がパブでデュエットで歌うシーンなどはスレスレのアイディア。ダメな人間たちの一瞬のきらめきを演出するのがうまいなあ。ソフト化されているダルデンヌ兄弟の作品は、これで全て観たことになる。

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7/30

10時過ぎ起床、慌てて出勤。
静かな火曜日。カーペンター本を読み返す。未見の作品がまだ結構あるんだな。
各種支払い済ませて楽になる。
夕方早退け、TSUTAYA、SEIYU経由で帰宅。
マーカス・ニスペル監督「テキサス・チェーンソー」を観る。これが正式なリメイクらしいが、先日観た「ビギニング」同様、最新の映像技術をやたら押し出してくるやり方は同じで、観続けるのはなかなか体力が要る。
もやしとニラと豚肉の炒め物、サラダ、味噌汁作る。
ナツ帰宅、夕食。
最近リマスターが出た「悪魔の毒々モンスター」を観る。これは前に観た時は中学生だったような気がする...。ハネケが「ベニーズ・ビデオ」で引用していたのは本当にビックリしたが、それからずっと、もう一度観ようと思っていたので満足。

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7/31

10時過ぎ起床、朝市経由で出勤。
甲斐さん、久美子さんとめぐたん、戸田君、創一君、健一さんらご来店。有り難い....。
夕方ナツ早退け。
里ちゃん、小濱君、としお君ご来店。
帰りは雨。
帰宅、ナツ作のバジルスパで夕食。
チョン・ジェホン監督「プンサンケ」を観る。ケチって準新作に落ちるまで待ったが、予想していたよりもキドクらしいアイディアが生かされていたし、役者も優秀な佳品。

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8/1

10時過ぎ起床、雨。即出勤。
ハヤケンがご来店、エンケン・曽我部さんとのライヴのチラシを置いていく。
15時過ぎ早退け。
ここしばらく棚上げしていた歌詞を完成させるべく奮闘するが難航。
もうどうやっても出口が見えないため、「ファンハウス 惨劇の館」を観る。本編はもちろんいいんだけど、負け犬としての殺人鬼にスポットを当てたコメンタリーに共感をおぼえる。
豚肉とピーマンとコンニャクと豆苗の炒め物、モロヘイヤと長芋の和え物、モロヘイヤと豆腐の味噌汁を作る。
ナツ帰宅、夕食。
イエスィム・ウスタオウル「遥かなるクルディスタン」を観る。ちょっと油断して観ていたが、気がつくと印象的なシーンの連続。アイディアの取捨選択の厳しい監督だと思う。終結に向けてどんどんそぎ落とされて寒々としていく感覚は「森浦への道」を思い出す。ヒロインがめぐたんにそっくりだったな。

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8/2

10時過ぎ起床、即出勤。
静かな金曜日。
外崎さんご来店。またもや記憶力の酷さが原因で失礼をしてしまった。
18時どしゃ降りのなか、ナツはデモへ。中止になるかと思いきや敢行され、そのまま火星で打ち上げになだれ込んだらしい。
SEIYUで買い物し帰宅、夕食。
トビー・フーパー「遺体安置室 死霊のめざめ」を観る。意識していなかったけど、これもまた、負け犬としての殺人鬼が登場する。この、特殊過ぎる設定に焦点のぶれまくった展開の荒っぽさを愛せるかどうかは、難しいところだ。近作では「ツールボックス・マーダー」なんか面白かったんだけどなあ。

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8/3

10時過ぎ起床、朝市経由で即出勤。
昼過ぎにナツは人形劇を観に行く。
非常に静か。メール連絡に勤しむ。
ナツが戻った直後に忙しくなる。
大森さん、濱田さんご来店。
夕方早退け、TSUTAYA、SEIYU経由で帰宅。
今日届いたレコードは、かなり楽しみにしていたが中身違いだった。複数のフォーマットがあるのに10インチか12インチか、あるいは生産国の表記もしないのは不親切だと思うものの、まあ何だかどうでもいい気もしてきて仮眠。
ゴーヤとモヤシと鶏肉の炒め物、味噌汁、サラダ作る。
ナツ帰宅、夕食。
パク・フンシク監督「私にも妻がいたらいいのに」を観る。ソル・ギョングとチョン・ドヨンのラブストーリーという事だけで借りたが、やっぱりこの2人の魅力で引っ張っている感じ。程よいおやつ映画。

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8/4

11時過ぎ起床、慌てて出勤し、やはりギリギリの仕込みをするが日曜ということで昼は静かだった。
田多さんご来店。
ナツが買ってきた小栗康平のNHK人間講座のテキストを読む。
閉店後、久美子さん、創一君、卓さん、藤野君らが来て、0時過ぎまで歓談。沖雅也の殉職シーンを久美子さんが憶えていたのは衝撃だった。
帰宅、今日もちよじは帰っていない。3日目か。