2011年2月13日日曜日

ドラマ剣

ちよじは目の下の怪我も尻尾もすっかり良くなり、調子に乗ってまた長時間出かけたりしているので、またそのうち怪我をするだろう。真っ白な猫は体が弱いくせに気性が荒いというが、本当にそうだと思う。ちよじは飼い主には噛み付いたりしないけど、外では威張ってよく喧嘩をする。ただ単に学習能力が無いのか、それとも喧嘩〜怪我〜治癒〜復活というサイクルに身を委ねるよう定められているのか?

とにかくモノクロ映像が観たくて、前々から気になっていた「ドナルド・リチー作品集」を観る。短篇集なので一日2本ずつぐらいのペースでちょこちょこ観ようと思っていたが、1本目の「戦争ごっこ」でいやがおうにもテンションが上がってしまい最後まで一気に観た。パッケージの「熱海ブルース」や「五つの哲学的寓話」などの梗概を見て、てっきり台詞のある作品だと思っていたものもサイレントだったので、期せずして言葉の無い場所(言葉ではない場所)に置かれる体験をする。そういう意味では、恐ろしいまでの音響に埋めつくされた「戦争ごっこ」は真髄と言える。無意味に音がでかい近頃のシネコンとかで観たら、さぞかし気持ちいいだろうな。それとも近頃の映画の音響が無意味に音がでかいだけなのか。

ヤフオクでSDの日本盤ベストを落札。UK盤の"+FOUR"を既に持っているので、"Dallas / Sail the Waterway"が聴きたかったから、という言い訳は成り立たない。ここは正直に帯とジャケが欲しかったと言うしかないけれども、これが家にあるのはやっぱりSDファンとしては嬉しい。ライナーが小倉エージと東郷かおる子っていうのもそそるものがあるが、当時は資料不足だったのか、ABC/SD側が意図的に情報を操作していたのか、目玉であるデビューシングルの2曲が「オクラ入りになっていた未発表曲」という扱いになっている。シングルを発売したものの思うように売れないから回収された、というのが大事なのであって、もし完全なオクラ入りだったのだとしたら魅力が半減する気がする。XTCの"Wrapped In Grey"のCDシングルとか、Saddlesoreの"Old Tom Clark"(どちらも現物を確認している)然りだ。
喫茶ホルンは床材を貼り終わり、カウンターや間仕切りの取り付けも終わって、かなり店の形が見えてきた。塗装の配色をどうするかで悩み、調合された色の納品が休み明けになるためにその後の作業が遅れて17日完成見込みとなった。OCT/PASSの本番の合間にあゆ子が覗きに来たので、紅茶についてあれこれ教えてもらう。

翌日、白鳥ホールでOCT/PASS「風来」を観る。音響あゆ子、照明亜希さん。こちらは逆に過剰な言葉責めという趣で、浴びるように言葉を聞いたが、なぜかダジャレは「あなた方が噛んだ小エビが痛い」しか思い出せない。電気ショックもアルトーみたいに度重なると最終的には平気になるのと同じだろうか。後でナツに聞いたら、音楽の服部さんはモナドに関わっていた人らしい。知事公館での生田ちゃんの披露宴で会ったのを思い出した。家に帰ってから、芝居をめぐって集まる人々の爽やかで泣ける感じとか、微妙な寒暖のグラデーションの事を語り合ううち、自分でも戯曲が書けるんじゃないかと盛り上がって設定や配役を考えたりしたが、10分で匙を投げてしまった。

0 件のコメント:

コメントを投稿