2011年1月20日木曜日

ゾンビの肌

フラスコの稽古で迎えに来てくれる小濱君にサツマイモのサンバルを試食してもらったら、「肉系は作らないんですか?」と言われ、「そうか、世の中の人は肉が食べたいんだな。そういえば俺も食べたくなってきたなあ」と思いチキン・ココナッツ・マサラを作ってみたら激ウマだった。いつものヒング/カレーリーフ/マスタードシード/たかのつめが醸し出すマサラの世界とはうって変わって、シナモン/クローブ/ブラック・ペッパーが演出するエキゾチックな香りがココナッツの甘みと合流して劇的な味わいに。余ったご飯をレモンライスにしてみたら、これも美味かった。そういうわけでメニューはベジカレーだけでなくノンベジも用意することにして、お客さんの好みで選んでもらい、付け合わせとしてチャトニやダルラッサムやポリヤルなどを共通で付ける、というセットを思いついた。当面はこの方向で練っていくことにする。後日、内装の相澤君とか、小濱君と山沢君にチキン・ココナッツ・マサラを試食してもらい好評を得たのは言うまでもない。

さくら野でレコード市がある事をあゆ子が知らせてくれたので、初日に出かけてみる。ここ数年は探し物がレコ市で出ることは滅多になくなってしまい、やる気もどんどん失せているのだが、今回は小振りのレコ市ながらなかなか良い買い物が出来た。 最も敬愛するインプロヴァイザーで作曲家のMisha Mengelberg率いるICP Orchestra唯一の日本盤(掛け帯付き)が980円という信じられない特価。数年前は倍以上だったと思うけど(帯無し7インチ無しが2500円とか)、もうこういうのは人気無いのかな。ボートラ入りのCDで持ってるけど、オマケの7インチのミシャの顔の魅力には抗えず購入。また、前回の松栄で「アマルガム」を出してくれたグレートミュージックが、今回はよりレアな、かげろうレコードのフリーペーパーを格安で持って来ていたのですかさず購入。80年代の関西ニューウェーブの中では比較的地味だが粒よりの作品を出した兵庫のかげろうレコードが、こんな機関紙を出していたのは知らなかった。レーベル独自で集めたアンケート結果をコンピュータ(HITAC)でクラスター分析中とか、HE WASとViola Reneaが共同で、生物学者ワトソンの著書の一節からインスパイアされた討論会を行ないます、とか、記事がいちいち面白い。

レコ市からタワーへ移動し、溜まったポイントで「ZOMBIE(ディレクターズカット版)」を購入(というか頂く)。僕が知っている「ZOMBIE」はむかしテレビで放映されたダリオ・アルジェント版を更にブツ切りにした無残なバージョンだけなので、初めて完全な状態で観ることができた。ショッピングモールへ到着する前の給油のシーンなどは、全く知らなかった。朝倉さんはゾンビというと「バタリアン」しか知らないと言っていたが、ああいう風に肌がミイラか老人のようにシワシワになってしまったゾンビは、もはやゾンビとは言えない。「これが現実だ」のレーベル面の配色のモデルとなったゾンビの肌は、やはりロメロが創出した、このツルツルのオリジナル・ゾンビでなければならない。

2 件のコメント:

  1. ゾンビは僕も大好きな作品です。ロメロ監督は最近は精力的に作品を撮っていますね~。

    ゾンビは馬も食べるのですよ~。ご存知ですか?(笑)

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  2. 僕は実を言うと「死霊のえじき」までしか観ていないのですが、最近の作品で馬を食べるようになったというのは聞いたことがあります。ショッピングモールで流れる、木琴の間抜けなメロディーの曲をカヴァーしたいんですけど、誰の何という曲か知ってます? あれはゴブリンじゃないんですよね(当たり前か)。

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