2010年12月7日火曜日

twitter

「twitterやろうかなあ」と思う、という夢を見たが、目が覚めてみるとそういう気持ちではなかった。なぜやりたいと思ったのか、夢の中では筋の通った動機があった筈なんだけど、さっぱり思い出せない。そもそも、あんな面倒臭いもの、僕に出来るわけがない。人のは読むけど(内海桂子師匠のとか)、自分で自分の情報をリアルタイムで発信するマメさも欲求も無い。それ以前に、携帯電話を持っていない時点でアウトだ。携帯も同じで、人と連絡を取るのに生じる時差を出来るだけ短くする道具なわけだが、これも今のところ必要性を感じない。持っていたとしても僕の携帯になんて誰も電話しないだろうな。
カサヴェテスの「フェイシズ」は、全編鳥肌が立つほど面白かった。恐らくカサヴェテスから最も縁遠い人種だったであろう、中流階級のビジネスマンの男たちと、その妻たちのやけっぱちな彷徨を描いている。各シーンは「アメリカの影」に輪をかけて冗漫で、惰性的にダラダラ撮っているように見えるが、見終わってみると不必要なシーンが一つも無かった事に気付いて愕然とする。ジョン・マーレイとジーナ・ローランズのエピは全くもって「なんだこりゃ」と言いたくなるほどになしくずし的な展開だが、リン・カーリンを筆頭とする「妻たち」とシーモア・カッセルのエピが対照に置かれた途端、すべてが不気味に整合性を伴って成立していく。カッセル演じるアホみたいな青年チェットを巡る奥様方の丁々発止は、ヘタなアクション映画よりも手に汗握るスリルに満ちており、一連のシーンにおけるすべての役者の演技が眩いほどに画面を彩っている。ハリウッドメジャーから振られた2作を監督したものの煮え湯を飲まされるような経験をした後に、家を抵当に入れてまで執念で撮っただけあって、凡百の映画には到底追いつけない情熱が、この映画をとんでもない地点にまで押し上げている。ああ、「ハズバンズ」、どうにかして観たい...。「カリフォルニア・ドールズ」「グレイ・ガーデンズ」共々、いま一番日本でDVDを発売してほしい作品だなあ。

明日の早朝はいよいよ、大阪へ出発だ。公演直前になって、「Bricolage」が出来上がったり、「これが現実だ」の先行発売も決まったりで、急に忙しくなってきた。芝居の内容も、面白いマイナーチェンジが施されているし、また新たな気持ちで臨めそうだ。心配なのは自分のMCと、ポスト・パフォーマンス・トークかな。

0 件のコメント:

コメントを投稿